産休・育休給付金が貰えない!?知らないと損する給付金支給の条件とは!

健康

産休・育休中に「育児休業給付金」などの
給付金が貰えない場合があります。

仕事を持つ女性が安心して子どもを
産み育てるのに、これらの給付金は
お給料の代わりになるものです。

自分が給付金を貰えるかどうか
調べておいたほうがいいです。

この記事では、育児休業給付金や
転職した場合や傷病手当金について
詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

育児休業給付金がもらえないのはどうして?

育児休業給付金とは

育児休業給付金とは、育児休業期間中に
雇用保険(国)から支給される
給付金のこと
です。

育休中は会社から給料をもらえないので、
お給料のかわりになるものです。

育児休業給付金は、育休中の収入を
保障する目的で給付されるものです。

働くママが子どもを出産したあと、
育休を取得できるよう国が
支援してくれる制度です。

支給される場合と支給されない場合がある?

育児休業給付金の支給される条件は、

  • 1歳未満の子どもがいること、
    育児休業給付金を希望する従業員が
  • 雇用保険に加入していること

が条件になります。

育児休業開始前の2年間に、
月に11日以上就業している期間が
12カ月以上あることも条件です。

この条件は正社員の従業員であれば、
満たしている可能性が高いです。

育児休業給付金が支給されない場合は、
パートや契約社員で働いている従業員の
場合は、「2年間」に「月11日以上
就業している期間が12ヶ月以上ある」
などの
条件が満たされていなことが考えられます。

申請前にしっかりとチェックしておく
必要があるでしょう。

その他では

  • 休業開始前の1カ月あたりの賃金の
    8割以上の賃金が支払われていない
  • 育児休業期間中の各1カ月に、
    就業している日数が10日以下である

も支給条件になります。

産前産後休業の期間に注意

産前産後休業が終わり育児休業に入ったら、
育児休業給付金も必ずもらえると
考えている人は多いです。

しかし、育児休業給付金の場合は、
丸1年働いたからと言って
必ず支給できるわけではありません。

日本の法律では、誕生日の1日前に
1歳年齢が増えることになっています。

4月1日生まれの人は、3月31日に
1歳年齢が増えるという考えなので、
4月1日生まれは早生まれになるのですね。

支給要件を見るときの「みなし被保険者期間」を
月単位で区切るときに、産前産後休業の
期間がいたずらして、しまうことがあります。

みなしという言葉がつくので、
ちょっと混乱しそうですが、
「みなし被保険者期間」とは、
休業を開始した前の日からさかのぼって
1カ月ごとにわけ、その区分された
期間のうち賃金支払基礎日数が11日以上で
あった期間を1カ月
とみなします。

この時に、産前産後休業が働いていた期間の
後ろに入り込むため、丸1年働いていても、
賃金支払基礎日数が11日以上ある月が
12回取れなくなる
ことがあります。

支給要件を満たそう

支給要件を満たす条件は‥

  • 区切られた期間が丸1ヶ月以上あるか
  • 賃金支払い日数が11日以上あるか

の2つが満たしていなければいけません。

平成31年4月1日に入社し、
令和2年3月31日までは通常の勤務、
同年4月1日から産前休業に入り、
同年4月26日に出産したとします。

そのまま産後休業、
育児休業に入ったとします。

給与形態は日給月給制で考えます。

この場合、産後休業は出産日の56日に
終了
しますので、産後休業終了日
(=育児休業を始める日の前日)は、
令和2年6月21日になります。

 区切った期間賃金支払い基礎日数区切られた期間が丸1月あるか賃金支払い日数が11日以上あるか
令和2年6月21日~令和2年5月22日 0日  ◎   ✖
令和2年5月21日~令和2年4月22日 0日  ◎   ✖
令和2年4月21日~令和2年3月22日(産休に入る) 10日  ◎   ✖
令和2年3月21日~令和2年2月22日 29日  ◎   ◎
令和2年2月21日~令和2年1月22日 31日  ◎   ◎
令和2月1月21日~令和元年12月22日 31日  ◎   ◎
令和元年12月21日~令和元年11月22日 30日  ◎   ◎
令和元年11月21日~令和元年10月22日 31日  ◎   ◎
令和元年10月21日~令和元年9月22日    30日  ◎   ◎
令和元年9月21日から令和元年8月22日 31日  ◎   ◎
令和元年8月21日から令和元年7月22日 31日  ◎   ◎
令和元年7月21日~令和元年6月22日 30日  ◎   ◎
令和元年6月21日~令和元年5月22日 31日  ◎   ◎
令和元年5月21日~令和元年4月22日 30日  ◎   ◎
令和元年4月21日~令和元年4月1日(入社日) 21日  ✖   ◎

上記の場合は、新入社員でなければ、
育児休業給付金の条件を2つほど
満たしますので、支給されます。

丸1年働いても、
1ヶ月の区切りによっては、1ヶ月分と
計算されない場合もありますので、
あまりギリギリでの産休、育休は
避けたほうがよい
かもしれませんね。

転職後すぐの妊娠の産休と育休はどうなる?

転職直後でも産休や育休は取れるの?

産休は、企業などで働く女性が「無条件」で、
全員が取ることができる休業制度です。

働き方に関係なく取れるので、
契約社員・派遣社員・アルバイト・パート
などの有期契約労働者の方でも取得可能です。

転職直後の妊娠・出産でも、
取得する事ができます。



産休とは、「産前休業」と「産後休業」を
合わせた期間をいいます。

産前休業」は、出産予定日の42日前
(双子以上の多胎妊娠の場合は、98日前)

から、働く妊婦さん全員が取得できる
休業制度です。

産後休業」は、出産の翌日から8週間です。

産後休業期間は、出産という大仕事を
終えたお母さんの体の保護のため、
就業は原則禁止されています。

産後6週間を過ぎたあとは、
医師が認めた場合のみ仕事を
することができます。

産休中は、厚生年金保険料や健康保険料
などの社会保険料の支払いが免除
されます。

育児休業給付金や出産手当金はもらえる?

育児休業給付金は、正社員、パートや
契約社員で働いている従業員の場合は、
「2年間」に「月11日以上就業している
期間が12ヶ月以上ある」などの条件が
満たされていることが条件になります。

  • 休業開始前の1カ月あたりの賃金の
    8割以上の賃金が支払われていない

  • 育児休業期間中の各1カ月に、
    就業している日数が10日以下である

も支給条件になります。

出産手当金とは、出産のために会社を休んで、
その間の給与支払いがない場合に、
健康保険から支給される手当金のことです。

支給条件は、出産する本人が勤務先の
健康保険に被保険者として
加入していることです。

続いて、住まいの市区町村に妊娠の届出を
行うと、母子健康手帳の交付と共に
妊婦健診の際の補助が受けられる
受診券がもらえます。

出産手当金の支給対象者

出産手当金の支給対象者は、
勤務先の健康保険の被保険者が
出産して産休を取っているとき
」に
限って給付されるものです。

なので、家族やご主人の扶養に
入っている人は除外されます。

退職後6カ月以内に出産した方や、
任意継続をした方もかつては対象でしたが、
現在は給付対象から外れています。

出産手当金の手続き

出産手当金の給付を受けるにはまず、
職場の総務部などの健康保険組合や
会社を管轄する社会保険事務所などで
健康保険出産手当金請求書」をもらいます。

今は、独自の健康保険組合から
インターネットでダウンロードできる
ところもあります。

出産したら、病院や産院で「医師または
助産婦が意見を書くところ」に記入を
お願いしましょう。

自分でも住所・氏名・分娩日や
休んだ期間・振込金融機関などを
記入します。

そのあとは会社の総務部などに提出します。

加入している健康保険によって違うので、
会社の担当部署で書類の提出先の指示を
仰ぎましょう。

提出先は、会社の健康保険組合や
管轄の社会保険事務所になります。

出産手当金の適用期間

出産手当金の支給期間は、出産の日から
42日前(多胎の場合は98日前)から
出産の翌日の56日目までの間

会社を休んだ日数が給付の対象となります。

出産日は、「出産の日以前の期間」に
カウントされます。

予定日より遅れて出産したと場合も
遅れた日数については、出産手当金が
加算されて支給されますが、
出産が早まったとしても、
繰上げになったりはしません。

手当金の給付金額は、
標準報酬日額の3/2相当になります。

月給を日割り計算し、その3/2を
1日分として必要な日数分だけ支給されます。

もらえる手当金は、毎月の給料から
算出するので、給料が高い人ほど
手当も多くなります(上限あります)。

出産予定日以前の42日以内の退職なら
問題はありませんが、42日を1日でも多く、
43日目など42日以前の退職の場合は、
出産の為の退職とは認められません。

出産手当金支給の対象とはなりませんので
注意しましょう。

国民健康保険だと出産手当金はもらえない

産休は誰でも取得できますが、
出産手当金は国民健康保険だと貰えません

国民健康保険の場合は、
出産育児一時金」が貰えます。

「出産育児一時金」は、出産したときに
子供1人あたりに42万円(出産した医療機関が
産科医療保障制度に加入していない場合は
40万4千円)が支給される制度です。

「出産育児一時金」は健康保険法に基づいて、
健康保険、共済組合、船員保険、国民健康保険の
被保険者が出産したときに支給される手当金です。

自治体の国民健康保険の加入者も対象になります。

また、妊娠12週以降(85日以降)ならば
死産・流産でも支給されます


転職直後の育休はどうなる?

転職直後に妊娠に気づいたらどうしますか?

なかなか妊娠しないから思い切って転職して
少ししたら妊娠してしまった‥など
計画通りにいかないのが妊娠ですね。

転職したばかりだと、まだ就業して1年未満
という人も多いかと思います。

1年未満の人は育休取得の対象外になる
可能性があります。

正社員など、雇用期間の定めのない
無期契約労働者の方の場合は、原則として
誰でも育休を取得することができます。

ただし、労使協定で、「以下のような
従業員は育児休業取得の対象外とする」
と定められている場合は、育休を
取得できない可能性があります。

労使協定とは、
会社と従業員との間で、雇用条件などを
書面で取り決める協定のことです。

  • 雇用されている期間が1年未満の従業員
  • 1年以内に雇用関係が終了することが
    明らかな従業員
  • 週の所定労働日数が2日以下の従業員

パートやアルバイト、契約社員、派遣社員など
雇用期間の定めのある方も、育休取得の申出の
時点で、以下の2つの要件の両方を満たさない場合、
育休を取得することはできません。

  • 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている
  • 子どもが1歳6か月に達する日までに、
    労働契約(更新される場合には、更新後の契約)
    の期間が満了することが明らかでないこと

転職後まもなく妊娠した方の場合、
産休に入る段階では入社から1年経っていない
可能性があります。

育休取得の申出は、休業開始予定日の
1ヵ月前までに行う必要があります。

妊娠中に体調を崩した場合は、傷病手当金が受け取れる!

予測ができない妊娠中の体調不良ですが、
妊娠・出産は病気ではないため、
「傷病手当金はもらえない」と
思っている人が多いかもしれません。

つわりや切迫早産などで、
自宅療養・入院する場合も対象
になるのです。

対象者は勤め先の健康保険(社会保険)に加入している場合のみ

国民健康保険に加入している人は
対象外となります。

仕事ができないと判断された場合

傷病手当金は、“療養のために働くことが
できない
”ことを前提としています。

傷病手当金を受けるには仕事ができないと
判断されることが必要で、入院でも
自宅療養場合でも医師の診断書が必要です。

自宅療養の場合、仕事を休んでいる間に
アルバイトをした場合、「働ける状態である」
と認識され手当の支給は停止されます。

連続4日以上休んだ場合

傷病手当金は、連続4日以上仕事を
休んだ場合に限り、支給されます。

ここでは、「連続して休む」ことが
ポイントとなります。

1日置きや合間で仕事に出ている場合には
“働ける状態”とみなされるので
傷病手当金は支給されません。

対象となるのは、4日目からです。

療養を開始した最初の3日間は手当の対象に
含まれないことにも気をつけましょう。

給与の支払いがない場合

傷病手当金は、療養ために仕事を休み、
その間給料の支払いがないことが
前提とされています。

そのため、有給を利用する場合や、
療養中も給料が出る場合には、
傷病手当金の対象外となります。

傷病手当金のもらえる期間や支給金額、申請方法は?

傷病手当金のもらえる期間

傷病手当金のもらえる期間は、
4日以上連続して休んだ場合で、
4日目以降休んだ日数分支給されます。

期間は最長で1年半です。

切迫早産などで早期に休業した場合には、
産休をもらえるまでに期間が空くため、
とてもありがたい制度なので
覚えておきたいですね。

しかし、産休に入ってからは、
「出産手当金」が支給されますので、
傷病手当金と重ねて受け取ることは
できません。

受け取った場合には、
出産手当金が減額
されます。

二重取りにならないよう気をつけてください。

また、妊娠中の体調不良により退職した場合も、
途中で体調が回復し、働ける状態になって
傷病手当金の受け取りを停止した場合、
再取得はできません。

傷病手当金の支給金額

傷病手当金で受け取れる金額は、
給料の約2/3です。

具体的な計算方法は、
以下の通りになります。

【1日当たりの金額】

(支給開始日以前の継続した12ヶ月間の
各月の標準報酬月額を平均した額)÷30日×2/3

(たとえば、標準報酬月額の平均が25万円だった場合‥)

25万÷30日=約8,333円(標準報酬日額)

8,333円×2/3=約4,999円となります。

これが1日当たりの金額となりますので、
休んだ日数が40日間であった場合には、
合計199,960円の傷病手当金が
支給されるというわけです。

さらに、大手企業では付加給付が
得られることもあります


期間も企業によって差が出るケースが
ありますので、勤め先での確認が必要です。

傷病手当金の申請方法

傷病手当金には、個人での申請が必要です。

まず、勤務先の総務部などで、
傷病手当金の申請書を用意してもらいます。

次に、会社と担当の医師に申請書への
記入を依頼し、できた書類を健康保険係に
提出します。

申請書は健康保険のホームページからも
ダウンロードできますので、入院中などで
身動きが取れない場合には、
こういったものを利用すると良いですね。

申請方法の例(協会けんぽの場合)

協会けんぽの場合、
「被保険者証の記号・番号」
「氏名・住所・電話番号」
「生年月日」
「振込先の口座情報」
などを記載します。


事業主の記載欄には、
「勤務状況」
「療養中に賃金が発生していないかの確認」
「基本給」
などの情報を記載する欄が設けられています。


また、療養担当者(医師)の記載欄には
「傷病名」
「入院期間」
「労務不能と認めた期間」
などを記載する欄が設けられており、
それぞれの内容に矛盾点がないか
確認できるようになっています。


また、勤務先が変わった場合や
保険証番号が変更になった場合、
退職後に任意継続被保険者になった
場合などには、別途添付書類が必要となります。

記載方法や手引書なども
ホームページ上で確認できます。

入院や絶対安静の場合は、
ご主人に病院で確認してもらいましょう。

必要な添付書類としては、

  • 療養担当医の意見書
  • 事業主の証明
  • 負傷原因届(外傷の場合)
  • マイナンバーカードを持っている
    場合には表・裏のコピー

などが必要となります。

加入する健康保険によっても
異なりますので、申請前に
しっかり確認しておきましょう。

まとめ

妊娠が分かったら、どんなお金が貰えるのか、
妊娠中に妊娠にまつわる入院や病気に
なったらどうするのか、あらかじめ
調べておきましょう。

転職してすぐは「育児休業給付金」
などの給付金が貰えない場合があります。

産休は誰でも取得できますが、
出産手当金も国民健康保険だと貰えません。

転職直後の妊娠だと、
会社へ言い出しづらいこともあるでしょう。

しかし、育休からの復帰後、
「働きたい」気持ちを上司に伝えてみましょう。

妊娠経過がよい場合は、産休に入る
タイミングを少し遅らせて、
育休が取得できるように調整する事も
可能かもしれませんが、
くれぐれも無理のないようにしてくださいね。


スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました